亀井源太郎研究会(慶應義塾大学法学部法律学科)
【入ゼミ案内】(最終更新:2017年10月6日)


Ⅰ 目標

 刑法・刑事訴訟法を素材とし、「問題を発見し、調べ、考え、形にする」訓練を通じて、法的な知識の習得と思考力の涵養を目指す。
 法的に思考するための知識と能力が法律家に要求されることは多言を要しない。このため、法律家を目指す者は、法的な知識の習得のみならず、法的な思考力の涵養にも努めなければならない。法律家は職業上、既存の「正解」のない問題に遭遇する場面もある。このとき必要とされるのは、既存の知識を用いて新たな「正解」を導く思考力である。多くの学生にとって、知識の習得は(時間と手間がかかるにしても、それ自体は)容易であるから、研究会においては思考力の涵養に重きを置く。
 思考力は、法律家のみならず、社会人一般にも要求される。
 社会生活を送る中で、先例のない問題に直面することは少なくない。また、先例そのものが合理的でない場合も少なくない。さらに、複数の採りうる選択肢からいずれかを選択するよう求められる場合も少なくない。これらの場合に、手がかりとなる先例の意味を理解し、その合理性を吟味し、望ましい選択を行う能力は、法律家に求められる思考力と重なり合う(法解釈学とは、所与の条件〔法令、法原理等〕を踏まえつつ採るべき選択肢を明らかにする作業である。法学部が専門家を輩出すると共に、ジェネラリストを世に送り出してきたのは、法解釈学が有するこのような性質による)。

Ⅱ ゼミの進め方


 思考は文章にする過程で深まる。このため、本研究会では、口頭での報告を求めるのみならず、文章を書くことをも求める。

一 3年次

 3年次は、論文の執筆あるいはミニ・シンポジウムの開催を行う(いずれを行うかは、人数の多寡等を勘案し決する。後者においても、報告原稿を用意することが必須である)。
 1年間のサイクルに関するおおよそのイメージは以下のようなものとなる。
 このような順序で作業を進めることとなるが、作業は単線的には進まない。資料を収集し吟味した上でテーマを設定し直すべき場合も少なくない。また、執筆・報告準備の段階で追加的に資料を収集する必要が生ずることもしばしばである。このため、実際には、上記のサイクルを繰り返しつつ、論文執筆/報告準備が行われることとなる。
 毎週のゼミにおいては、テーマ設定、渉猟した資料についての報告(どのような資料があり、どのようなことが書かれているか、当該資料を踏まえて何が言えるか、当該資料を踏まえてさらに何を調査するか等)、執筆中の論文あるいは報告原稿についての中間報告等を行うこととなる。
 なお、論文執筆/報告準備を各自で個別に行うか、ゼミ員(3年生)全員で行うか、数人のグループを複数設けてそれぞれで行うかは、論文執筆/報告準備のいずれを選択するか、共通のテーマを設定するか等によって決される。

二 4年次

 
4年次は、3年生の上記活動のサポートを行う。3年次に行った作業を踏まえて3年生にアドヴァイスすることは、3年生にとって有益であるのみならず、4年生自身にとってもものごとを新たな角度から考え直すきっかけとなる(三 卒業論文についても参照)。

三 卒業論文について

 卒業論文の執筆を要求する。ただし、3年次に執筆した論文/報告原稿の出来がよい場合、これをもって卒業論文に代えることができる。
 なお、ゼミナール委員会が刊行する「法律学研究」への投稿を強く推奨する。

Ⅲ 選考方法


Ⅳ 募集人数等


Ⅴ 求められる人物像

 次のような人物を歓迎する。

Ⅵ その他



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